メタルギア5のバイオニックアームが義手開発に繋がったプロジェクト。そのドキュメント番組が公開中。

リアルなゲームはこんなことにも繋がるんだ

メタルギア5にはバイオニックアームという装備があります。簡単にいうと、いろんな機能が詰まった義手で主人公のスネークはこれも上手く活用しながら潜入するわけです。

そのバイオニックアームにインスパイアを受けて、不運にも腕を失ってしまったゲーマーのために特注の義手をプレゼントするドキュメント番組が公開されています。

『MGSVTPP』のバイオニックアームにインスパイアされた義手開発プロジェクトのドキュメンタリー映像が公開

『メタルギアソリッド V ファントムペイン』に出てくるバイオニックアームのような特注の筋電義手を、腕が欠損したゲーマーに贈るプロジェクト。BBC Threeが、その様子を追ったドキュメンタリー「Bodyhack | Metal Gear Man」をYouTube公式チャンネルで公開している。

ゲームって両手じゃないと遊べないんだ、と今更気付く

この動画を見るまで意識してなかったんですけど、ゲームって基本的に両腕があることを前提として作られてますよね。片手コントローラーもありますが、少なくともメタルギアは片手コントローラーで遊べる設計にはなってません。

動画の彼は不運な事故で片腕と片脚を無くしてしまったそうです。自分に置き換えると、少し考えただけで想像を絶します。ゲームばっかりの人生だったのでどうなってしまうんだろう……。格ゲーは無理だろうな。スプラトゥーンもできやしねえ。前述の片手コントローラーがあれば、スパロボとギャルゲーはできそうだな……。っていうかそれ以前に日常生活のことと仕事とかどうなっちまうんだろう。一気に暗くなるだろうなぁ……。

動画は英語で字幕も無かったので言葉は飛び飛びでしか分からなかったのですが、本人や家族の表情を見るとこのプロジェクトは一つの成功を見たのだと思います。軽々しく”良かった”なんて言えませんが、どんどんリアルになっていくゲームから現実世界が助けられることもあるんだなぁ。