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    Categories: ドラクエ10

さよなら、「つけもの石」に悩まされる日々。



Pyramid of Khafre, Giza – ギザ・カフラー王のピラミッド / kawanet

ドラクエ10には様々な謎がある。

ストーリーの核心に触れてしまいそうだから詳細は避けるけど、
ドラクエ10での魔王的な敵の正体とはなんなのか。その狙いはどこにあるのか。

はたまた、とある洞窟の奥には現時点ではどうしようもない開かずの扉があって、
いったいこの扉の先には何が待っているのか。

僕の分身であるしとぎは、武闘家レベル44まで育った。
冒険を始めたおよそ一ヶ月半前と比べると、随分強くなったと思う。
しかしそれでもこの世界には、未だ見ぬ強力なモンスターがたくさん存在していて、
レベル44程度では到底太刀打ちできないモンスターで溢れかえっている。

とかく、ドラクエ10の世界には様々な謎があり、秘密があり、ミステリーが眠っている。
それらはもう少しレベルを上げたら味わえたり、
10月やそれ以降のバージョンアップによって徐々に解禁されていくのだろう。

さて、そんな魅力的な謎は、いつまでも謎なままではない。
解決されるからこそ、これらの要素は魅力的なのである。
先日、膨大なドラクエ10の謎の中から一つ分かったことがあるので、この場に残したい。
僕にとって、それは発売日以降、非常に大きな謎だったのだ。

非常にもったいぶった前置きだ。この時点で既に約500文字も書いている。
僕が発売日以降、ずーっと気になっていた謎、それは預かり所にずっと放置していた
「つけもの石」についてである。

僕は先日、ようやく「つけもの石」の用途について知ったのだ!

・・・どうか笑わないでもらいたい。
僕にとってはそりゃあもう、歴史的な発見だったのだ。


漬物(銀座園・宇都宮市) / kimishowota

とりあえず経緯を最初から話すとしよう。

発売日から間もない頃、僕は道端で「つけもの石」を拾った。
正直拾った瞬間、頭の中は「?」でいっぱいだった。

だって「つけもの石」ですよ?
いや、これが例えば何十年、何百年もの間、漬物の老舗で使われていたような
石であれば、もしかしたら価値があるかもしれない。

もしくは、この「つけもの石」で漬けた漬物を食べた勇者が、
後に魔王を倒したとかであれば、「伝説のつけもの石」としてブランドが付いたかもしれない。

しかしこの「つけもの石」はたった今、僕がこの場で拾ったものなのだ。
さらにストレートな表現をすれば、「つけもの石」というより、ただの石である。
石など、そこらかしこに落ちているものである。
いったいそんな石に、どれほどの価値があると言うのか。

といった感じで疑問は膨らむばかりではあるものの、
元々の性格として物が捨てられない僕である。

本屋で買ったマンガの帯が捨てられない僕である。
友人から送られたちょっと高価なお菓子に付いてきた、「マドレーヌの秘密♪」と書かれた
お菓子の歴史を紹介する小さな紙すら捨てられない僕である。

そんな僕が用途不明な「つけもの石」を捨てることができるだろうか。
いや、それを捨てるなんてとんでもない!

てなわけで、預かり所に「つけもの石」を預けっぱなしにしていたのだ。
おばあちゃんは言いました。物は大切にしなさい、と。


ひいおばあちゃんと曾孫 / k14

さて、ここまでが昔の話。ここからが最近の話となる。
ちょうど10月のアップデートの内容が公開され始めた頃の話だ。

細かく述べると、運営チームのインタビューを聞く限り10月のアップデートに
僕がやりたいと思っていた「調理」の要素は無いと分かった頃だ。

軽く補足をすると、ドラクエ10には『職人』という要素があり、
現在は武器や防具を作れる武器鍛冶、防具鍛冶、道具を作れる道具鍛冶、
衣服が作れる裁縫、アイテムに特殊な効果を付与できるランプ錬金、ツボ錬金がある。

これらの各職人はある一定のレベルまで進めると、他の職人と
掛け持ちすることができない。
例えば、武器鍛冶を一定のレベルまで進めてしまうと、そのキャラクターは
その先ずっと、武器鍛冶職人として生きていくことになる。

さらに言うと、上記に挙げた6つの職人以外にも今後、
「調理」や「採掘」といった新たな職人が追加されることが名言されている。
僕は「調理」の職人に非常に興味があったので、これまで職人システムは
「調理が実装されたら遊ぶかー」という感じで、ほとんど遊んでこなかった。

しかしこれまた先日の運営からの発表で、
他の職人を生涯の仕事として選択した後も、他の職人になれることが判明。
僕はあわてて、職人システムを遊びだしたというわけである。


至善園 (11) / Kuruman

とりあえずモノは試しということで、僕はツボ錬金を始めてみた。
ランダム性が高く、運に左右される不思議な職人だ。ギャンブラーに近いかもしれない。

真新しいツボを買い、入門書をパラパラとめくり・・・
そして僕は歴史的発見をするのである。
すなわち、「つけもの石」はツボ錬金で使うことができるのだ! ドドン!!

こんな仕様がないことに、既に1,800字以上も費やしている。
ここまでお付き合い頂いた方には頭が上がらない。

どーやら、「つけもの石」を使うことで装備品をより重くすることができるそうな。
確かにイメージ通りだ。石なんか付けたら重くなるだろう。
しかしまあ、謎が解けた時の爽快感といったらたまらないものがある。

そんなわけで、ドラクエ10にはまだまだ多くの謎が眠っている。
遊びきれない程の謎がここには存在する。
たかが「つけもの石」でこの騒動なのだ。
魔王的なアイツの考えていることなど、さっぱり検討が付かない。

そして僕はいつの日か、全ての謎を解き明かすことができるのだろうか。
それが僕自身の、一番の謎かもしれない。


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本職はゲームライター。お仕事とは別に、個人の趣味でゲームの話題に触れていくブログ「その日草子」を運営中。大作RPGから格ゲー、ギャルゲーまでジャンルを問わないアラサー♂。けどホラーだけは苦手。お気に召した記事やお役に立てた記事があればシェア頂けると喜びます(・ω・)