仁井谷正充氏の新作パズルゲーム「にょきにょき」のPVが公開中

3DS「にょきにょき」のPVが公開中！

傑作落ち物パズルゲーム「ぷよぷよ」を生んだ仁井谷正充氏の新作パズルゲーム「にょきにょき」のゲームシステムを紹介したPVが公開されてます。

誰でも初日から遊べるシンプルなルール

「にょきにょき」は5色の”にょき”と呼ばれる生物？を縦×横に繋いで連鎖を決めるパズルゲームです。同社特有のゆる〜い雰囲気がPVからも伝わってきますね。あとタイトル名の発音、個人的にずっと頭の中で「にょき（↑）にょき（↑）」と読んでいたのですが、正しい読み方は「にょき（↓）にょき（↓）」なんですね。

「にょきにょき」にかける仁井谷氏の情熱が物凄い

「にょきにょき」が生まれるまでの経緯については4gamerさんの下記インタビュー記事が詳しいので、ぜひご覧ください。

【参考記事】
コンパイルという十字架，蟄居の気持ちから再起して「にょきにょき」へ。コンパイル○社長・仁井谷正充氏インタビュー

1980～1990年代に，個性的なソフトで存在感を発揮し，惜しまれながら倒産したコンパイル。シンプルかつ奥深い内容で大ヒットとなった落ちものパズル「ぷよぷよ」，可愛らしいキャラクターが活躍するRPG「魔導物語」，そしてユニークなミニゲーム集を月刊ペースで発売した「ディスクステーション」など，その功績は枚挙に暇がない。

　その創業者であり，社長を務めた仁井谷正充氏は，2016年4月に長い沈黙を経て新会社コンパイル○を設立。2016年内にニンテンドー3DS用の新作落ちものパズル「にょきにょきたびだち編」（以下，「にょきにょき」）でゲーム業界に復帰する。

　「にょきにょき」は不思議な「にょき」をフィールドに落とし，同じ色をつなげたあと，「針」に変化させた「にょき」を接触させて消すというルールの落ちものパズル。詳しくは「こちら」の記事を参照していただきたい。
　コンパイルの経営破綻後，仁井谷氏は何をしていたのか。そして「にょきにょき」にかける思いとは？　氏の自宅兼コンパイル○のオフィスにて話を聞かせてもらった。

※注　インタビュー記事内にて「にょきにょき」の発売日は11月24日とありますが、その後11月16日に前倒しになっています。

かなり読み応えのあるインタビューなんですが、個人的に刺さったのは以下の部分。

仁井谷氏：
　「ぷよぷよ」というゲームは2作めの「ぷよぷよ通」で完成しているんです。このとき，疑問に思っていたのが，1作めの「ぷよぷよ」は渋谷の女子高生達も遊んでくれたのに，「ぷよぷよ通」ではそうならなかったこと。落ちものパズルは対戦者同士に力量の差がありすぎると試合にならないので，それを何とかしようと3作めの「ぷよぷよSUN」では「太陽ぷよ」という要素を入れたけれど，やはり1作めほど広い層が遊んでくれるには至らなかった。

4Gamer：
　その原因は何だったんでしょうか。

仁井谷氏：
　考え続けて分かったのが「ぷよぷよの連鎖は難しい」ということです。ならば「落ちてくるモノは一色でも，連鎖のようなことができたらいいんじゃないか」と。そこで，アイキで「ポチッとにゃ～」を作ったんですが，これもダメだった。その後もずっと考え続け，今回の「にょきにょき」に至ったんです。

以前「ぷよぷよVSテトリス」が出た時に嫁ちゃんと対戦したんですが、あの子は”テトリス”だけであれば僕とそれなりに良い勝負をするのに、”ぷよぷよ”はてんでダメなのです。その時も「”ぷよぷよ”は連鎖が難しい」と、インタビューと同じことを言っていました。3〜4連鎖くらいなら組めるべよ？と尋ねても「無理」とのこと。まあ普段から練習してる人ならともかく、たまにパズルゲームでもやる人であれば確かに”ぷよぷよ”の連鎖は難しいのかもしれないなあと思った出来事でした。

そんな「ぷよぷよ」の課題に対して「にょきにょき」はどんな答えを出してきたのか、個人的に非常に気になるので発売日にはぜひ遊んでみたいと思います。

それにしてもこの年でゲームに再挑戦してきた仁井谷氏の心意気というか、精神力には恐れいります。写真だけ見たら実家にいるオトンとなんら変わりないのに（超失礼）、アルバイト生活をして60歳を超えた今でも「面白いゲームが作りたい」という気持ちで活動されているのだから本当にすごい。自分が同じ年齢になった時、同じようなことができるかなぁー。。

1ゲームファンとして僕ができることはゲームを買って遊ぶだけですが、今後のご活躍にも期待したいです。「にょきにょき」の配信日は11月16日！　楽しみだなー。