カルドセプトリボルト、過去作からの変更点と初日の感想
カルドセプトリボルトの感想とレビュー
3DSで発売された10年振りの新作、カルドセプトリボルトの感想と簡単なプレイレビューです。リボルトはスタートダッシュverは未経験で、今回初めて遊んでいます。
歴代シリーズはPSのカルドセプトエキスパンションとDC&PS2のカルドセプトセカンド、Xbox360のカルドセプトサーガ(途中で挫折)、それとDSと3DSのカルドセプトを遊んでいます。それらを踏まえて感想やレビューなんかを書いていきますので、購入を迷っているシリーズ経験者や、未経験だけどカルドセプトが気になっている方の参考になれば幸いです。
そもそもカルドセプトとは?
まずは簡単にゲーム概要の説明から。カルドセプトはダイスを振ってマップ上を進み、止まった土地にモンスターを召喚して魔力を奪い合う、ボードゲームとカードゲームが融合したゲームです。
シリーズの初代はセガ・サターンで発売。発売当初はマイナーだったカルドセプトですがその面白さがクチコミで広がり、PS、DC、PS2と続編や移植を繰り返し地道にプレイ人口を増やしてきました。その後、カルドセプトの面白さが任天堂の目に止まり、初の携帯ゲーム機版としてDSにて発売。(携帯電話でも外伝作品が発売されたのですが、今回は割愛)。その後、3DSでも続編が発売されています。
カルドセプトは「面白いんだけど売り方がヘタ」なんて言われた時期もあったのですが、任天堂が絡むようになってからはプロモーション戦略も一変。妙な色気がムンムンの”カルドセプ子”というキャラを作り、更なるプレイ人口の拡大に務めました。
ちなみに最新作リボルトの動画には、久々に登場したカルドセプ子のほか、娘のリボル子まで登場し、ファンに大きな衝撃が走りました。カルドセプ子とリボル子についてはこちらの記事にまとめています。
今回のカルドセプトリボルトは超スピーディー! 超サクサク!
来年にはシリーズ20周年を迎えるカルドセプト。初代から磨き続けられたバランスとゲームの戦略性は正にホンモノのゲーム! そんなわけで最新作のリボルトなんですが、とにかくゲーム展開が超サクサクで、一試合にかかる時間が明らかに短縮されています。
過去作と比較して大きな変更点はまず、通常時に振るダイスが1個から2個になったこと。過去作品は不運にもダイスの低い目が何回か続くとそれだけで魔力の収入は得られないわ、マップの要地は確保されてしまうわで厳しいゲーム展開になることも多かったのですが、リボルトでは常時ダイスが2個になるのでその問題が解消しています。
またダイスが2個になったので、通過するだけで魔力が貰える砦もこれまでより通りやすくなっているほか、毎ターン魔力が供給されるようにも変更されたので、「金も無い、足も無い。ただひたすらダイスを振るだけの芋虫状態」になってしまうことも少なくなっています。
さらにドローの演出や戦闘時のバトル演出なんかも、シリーズの伝統はそのままでコンマ数秒短縮されています。おそらく時間にしたら僅かな差だと思うのですが、過去作経験者なら「あっ! サクサクになってる!」というのが動画を見たらわかるはず。
勝利条件も多少変更されていて、過去作品は目標額に魔力が達したらマップ中央の城に戻ってゴールとなっていましたが、リボルトでは目標額に達したら城以外の各砦を通過してもゴールが成立するようになりました。「周回ボーナスを貰ったのに僅かばかり魔力が足りなくて、もう一周しなきゃ…」なんてことが無くなったのでサクサクです。
その分、相手に目標額を達成されたらすぐにゴールされてしまうことになるので、ここからの逆転は非常に厳しくなりました。これまで以上に先手必勝で目標額に向けて魔力を集めることが重要になりそうな予感。
また試合から5ターンを経過すると、試合の途中で「打ち切り」を提案することができるようになりました。高額領地を踏んじゃったりして「もう…あかんわ……」なんて時とかには潔く負けを認めて、サクサクと次の試合に望めそうです。ぶっちゃけ序盤に運悪くレベル4の土地とか踏んじゃったら、立て直すのかなり厳しいですからね…。
そのほか、リボルトの前作からの大きな変更点
リボルトからの変更点は多々あるのですが、一番大きいのはやはり相手の手札がいつでも確認できるようになったということでしょう。従来作品では相手の手札、とりわけ攻撃アイテムや防御アイテムを暗記しておくことが上級者の戦いでは必須だったのですが、今回は3DSの下画面でいつでも相手の手札を確認できるようになりました。
ちょっとこれは賛否両論ありそうですが、個人的には賛成です。僕の場合、対人戦では相手のカードを暗記することに必死で、自分の戦術を熟考できないまま凡ミスで自滅することも多かったので、プレイングに集中できるという意味では良い変更点になったのではないでしょうか。
少々長い動画ですが、そのほかのリボルトからの変更点については、ニンテンドーダイレクトの動画がとても詳しいので、過去作経験者で購入を悩んでいる人は参考になると思います。毎ターン所有できるカード枚数が増えていたり、領地レベルや移動侵略ができない”ダウン状態”の解説、味方クリーチャーが隣領地にいた場合の支援ST廃止など、見逃せない変更点が多く紹介されています。
やっぱりカルドセプトは面白い!
10年振りの新作ということでワクワクしかなかった最新作、カルドセプトリボルト。前作の3DS版カルドセプトはDC&PS2で発売された「カルドセプトセカンド」をベースとした移植作品だったので、「セカンドも十分楽しいんだけど、ぶっちゃけ3回目だし新作やりたいなぁ」と思っていたのですが、その願いが叶って僕は大満足です。
今回のカードは400種類以上登場し、前作から登場するカードも能力が大幅に変わっているとのことなので、また新鮮な気持ちで遊ぶことができそう。
ご紹介した通り、過去作から更に遊びやすくなるようルールが大きく変更されているので、新規でカルドセプトを遊びたいと思っている人にも絶好のチャンスです。約20年もこのゲームは愛され続けているんです。つまらないはずがありません。
購入を迷っている方はこちらも要チェック。有名ゲームメディア4社が発売に先駆けてリボルトで行われた公式戦の様子が楽しめます。
7月7日(木)に発売されるニンテンドー3DSソフト
『カルドセプト リボルト』の発売直前に、
「週刊ファミ通」「電撃Nintendo」「ニンテンドードリーム」「4Gamer.net」の
ゲームメディア4媒体によるエキシビションマッチの模様を生中継いたします。
大好きなゲームの新作が発売されるとやっぱり幸せですね。
カルドセプトリボルト、とっても楽しいのでオススメですー。
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