VRはゲーセンを救うのか
VRはゲーセンを救うのか
ヤフーを見てたら気になる記事があったのでペタリ。
<黒川文雄のサブカル黙示録>VRは低迷するアーケードの救世主になれるか?
ギャガやセガ、コナミなどで活躍し、オンラインゲームメーカーも経営した経験を持つメディアコンテンツ研究家の黒川文雄さんが、エンターテインメント業界を語る「黒川文雄のサブカル黙示録」。今回は、低迷するアーケードゲーム業界を振り返りながら、VR(バーチャルリアリティー)がもたらす可能性について語ります。
鍵はゲーセンでしかできない体験の復活!?
軽く20年近くゲーセンに通ってるので、記事の雰囲気は掴むことができます。ファミコンやスーファミ時代のゲーセンから移植されたゲームは一部仕様がカットされたりしてました。そこからプレステあたりから移植度が徐々に上がり始め、プレステ2~3では完全移植となったゲームも多かったように思います。
カプコンから出た「エゥーゴVSティターンズ」なんて、移植された家庭用のほうがキャラ多かったりしたし、ゲーセンでやるゲームが微妙になっていったのもこのあたりです。
さらに最近の格ゲーはすっかり通信対戦が完備されるようになり、冷静な目で見ればゲーセンでゲームする意義って薄れてるなぁと感じます。ゲーセンでやる意義の大きいゲームって音ゲーとか(やっぱ音ゲーは筐体でやる方が操作性もいいし音もいい)、トレーディングカード系、メダル系あたりかな。
ゲーセンに人が戻るにはこれまでのように「新作ゲーム置いたから遊びにきてね」では通じないというのは正しい指摘なのかも。
ゲーセンのVRは家庭用VRとどこまで違いを出せるか
鍵はゲーセンでしかできない体験の復活なんだと思います。ゲームの歴史を大きく変えるVRはゲーセンにどんな影響を与えるんだろう。「ゲーセンでしかできないVR体験」ってなんだろう。
例えば、VRZONEで遊べる「脱出病棟ω」は車椅子に乗って進むというホラーゲームですが、操作は実際の車椅子のように、左手のレバーを操作して進むそうです。もしこのゲームが家庭用VRに移植されたとしたら、十中八九、コントローラーの左スティックで進むと思います。比較した際、コントローラーよりも車椅子レバーで操作した方がより没入感が出るのは明白です。(ここで車椅子専用コントローラーとか出されたら脱帽しかないけど)
この操作デバイスの違いこそが、「ゲーセンでしかできないVR体験」の鍵になりそうです。これまでゲーセンの醍醐味であった”大画面”や”大音量”というのは、家庭用VRでは強みにならないわけです。自分の目の前に画面が広がるのだから”大画面”は関係ないし、ヘッドフォンを付けてのプレイが主流なので”大音量”という強みもなくなります。
そうなるともう、デバイスの違いで家庭用VRと違いを出していくんだろうと。これは別に操作するコントローラーだけの話じゃなくて、例えばセガが絡んでる横浜のオービィみたいに、映像に合わせて冷気がシートから出てきたり、匂いのある空気を出したりとか、そんな広がりがあってもいいです。
VRホラーゲームで、シートの首もとに冷たい空気がヒュッ!と噴射されて、振り返ると……ギャアアア!っていうのは面白そう。まあ僕、ホラーゲームやらないけど。それよりかはあれだ。可愛い美少女と会話するVRゲームの中で、ゲーム内の美少女が僕の横に立った瞬間、スタッフさんが僕の鼻先にエイトフォーとかレセナとか、それ系の制汗剤をシュッ!と一吹きしてくれる方がよっぽどいいや。
ゲーセンが無くなってしまうのは寂しいので、このVRの波をゲーセンも上手く取り入れて貰えたらなぁと願っています。
あとVRZONE、運良く本日の予約が取れちゃったのでこれから行ってこようと思います。楽しみっ!
VRZONEのついでに再度ゲームオンに行って修理された鉄騎触ってこようと思ってたのですが、本日はゲームオンがお休みだということに気付きました。なのでVRZONEは金曜日に予定変更! 楽しみっ!
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