YLODで起動不可に陥った初期型プレステ3をヤフオクに修理依頼した話
YLODで故障したPS3をヤフオクで修理してもらったお話
我が家のPS3はPS2互換機能も兼ね備えた初期型60GBモデル。購入から約10年近く、僕のゲームライフを支えてくれた大切な愛機です。先日、このPS3がYLODと呼ばれるトラブルによって故障してしまいました・・・。その後色々あって、ヤフオクのおかげで見事復活を遂げたのですが、同様のトラブルに見舞われる方も多いと思いますので、取り上げたいと思います。
前触れの無い、突然の故障。どうした、俺のPS3!?
事件は11月27日のお昼頃に起こりました。新作『人喰いの大鷲トリコ』をプレイする前に、ほぼ積み状態だった過去作PS3版『ワンダと巨像(HD)』をクリアしようとした僕は、最近出番が少なくなってしまったPS3でゲームを遊んでいたのです。四苦八苦しながらなんとか全てのボスを倒し、感動のエンディングを視聴している時、それは突然起こりました。
ピピピッ・・・!
突然PS3本体から電子音が鳴り、電源が落ちてしまったのです。その後、何度か電源を入れ直しましたが状況は一向に改善せず。電源を入れると一瞬、緑ランプが点灯しますがすぐに黄→赤と色が変わって電源が落ちます。PS3本体に入っていたソフトを取り出すことすらできず、完全に故障してしまいました。
【以下、その時の僕のツイート。めちゃくちゃ狼狽してます。】
「大鷲トリコ」発売前にチャレンジしてた「ワンダと巨像(HD)」にて、感動のエンディングを迎えている最中にPS3本体(60GB初期型モデル)が突如強制終了&再起不能の状態に・・・。あれか、他者のゲームハードを16台壊せば、うちのPS3は復活するのか?そういうことなのか・・・!?
— 洋菓子 (@yougasi_) 2016年11月27日
エンディングの途中で本体が故障するという、最悪の状況に呆然としてしまった僕はすぐさまグーグル先生で検索。ほどなくして、この故障が「YLOD」という、PS3では決して珍しくないものであるという情報に行き着きました。
PS3を突然死に追いやる、恐怖のYLOD(Yellow Light of Death)
YLOD(Yellow Light of Death)については、以下のサイトが詳しいので引用します。
【参考サイト】
PS3故障についてのまとめwiki「YLOD(赤ランプ点滅故障)と応急処置方法」
YLODとは、Yellow Light of Deathの略である。
赤ランプ点滅故障問題とも呼ばれる。
メイン基板(マザーボード)のハンダクラックによる故障と思われる。
つまりYLODというは、PS3本体の基盤故障。もっと詳しく言うと、基盤内部の半田にひび割れが生じて(いわゆるハンダクラック)、本体の起動に必要な部品と接触不良を起こしてしまうという故障です。
一時期、Xbox360でもRROD(Red Ring of Death)という、本体が急に動かなくなる故障が有名になってネットで騒がれたことがありましたが、それのPS3版みたいな感じですね。こうなっちゃったら最後、よほど運が良く無い限り自然復活はしませんし、万が一復活したとしても故障は時間の問題のようです。
参考に挙げたサイトでは応急処置として、「ドライヤーの熱風を直接PS3本体に送り込んで半田を溶かし、ひび割れを修復する」という方法が紹介されていましたが、思いっきり自己責任の民間療法ですし、めちゃくちゃ怖い。僕も動画の見よう見まねで少しだけ試してみましたが改善に繋がらず、さらに事態を余計に悪化させてしまうと思って応急処置は断念しました。
さあ、本格的に弱りました。。
初期型PS3のメーカー保証はとっくに終了している
PS3は2016年11月11日で、発売から満10歳の誕生日を迎えました。10年前に発売されたゲーム機が今でも現役だなんて、凄いなあと改めて思います。ところがこの10年の間にPS3は何度もモデルチェンジを重ね、その影で古いタイプのPS3はひっそりとメーカーの保証期間を終えてしまっていたのです。
【参考サイト】
アフターサービスの受付を終了している機種について
まあ企業としてもずっと古い機種の保証をするわけにもいきませんし、この対応に文句はありません。物には全て寿命があります。しかし、それでもPS2互換機能のある初期型PS3を諦めるのは惜しいし、最悪ハードディスクの中にあるセーブデータだけは取り戻したい。故障したPS3からハードディスクを抜き出して、新しく購入したPS3に差し替えることも検討しましたが、差し替えのタイミングでハードディスクを初期化する必要があるという仕様が判明して断念。
「PS3 YLOD 修理」などで検索するといくつか修理業者が出てきますが、中には「PS3が返ってこない!詐欺られた!」みたいな書き込みもネットでちらほらあり、ちょっと不安に・・・。こういう書き込みを100%信じるわけじゃありませんが、大切な愛機ですからどうしても慎重になってしまうものです。
※画像引用元:ヤフオクCM動画「ヤフオク!アプリ にゃんとカンタン」
ヤフオクでPS3の修理を依頼してみた
諦めずに色々と調べていると、「ヤフオクで修理代行を行っている人に相談したら直った!」という書き込みをいくつか見かけました。というわけでヤフオクで検索してみると、確かにいくつか商品がヒットします。流れとしては、修理を依頼する方が落札して故障したPS3本体を郵送。出品者が本体受け取り後に修理費用を見積もって問題なければ作業開始。修理完了後、落札者はお金を払ってPS3本体を返送してもらうっていう感じです。
僕が見つけた出品者様は個人の方でしたが、過去の落札者の反応も良かったので思い切って落札してみました。すぐに相手の方よりご連絡頂き、諸々と必要なやりとりをして我が家の故障したPS3本体を郵送。およそ10日間ほどで戻ってきました。恐る恐る本体に電源を入れてみると・・・
な、直ってるーーー!!
なんとウンともスンとも言わなかったPS3が完全に直ってるじゃありませんか。それだけじゃなく、本体の中身もお掃除頂いたのか、長年悩まされてきた本体のウルサイ起動音も幾分軽減されてます。10年近く使ったわけだし、きっと中の埃とか凄かったんだろうなぁ。定期的に掃除機やエアダスターなんかで掃除はしてたけど、奥の方は分解しないと清掃できないし。いやぁ、本当にありがたかったです。
気になる修理費用は往復の送料込みで5,000円ほど。送料は住む場所によって変動しますが、それでもメーカー保証の切れた本体の修理代として考えるなら全然安いものです。
ただ前述の通り、YLODは経年劣化によるものなので、いつ再発してもおかしくないということだけは心に留めておいたほうがよさそう。僕はPSplusに加入しているので、本体の起動が確認できたら真っ先にゲームのバックアップデータをストレージに保存しておきました。こういうバックアップって、普段はサボっちゃって、今回みたいに痛い目にあってからやるんですよね・・・。バックアップ超大事。
そんなこんなで我が家では今日も元気にPS3を含めたゲーム機が稼働中です。PS3本体が突然死したときはさすがに焦りましたが、とにもかくにも直って良かった。もし同じような状況に合われた方がいたら、何かの参考になれば幸いです。さーて、今日は何のゲームを遊ぼうかなー。
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