『ドラクエ10』りっきー退任、ユーザーが運営に「辞めろ」と叫ぶことへの違和感について
『ドラクエ10』ver3を持って、りっきーDが退任へ
先週末に開かれていた「ドラクエ祭り」にて、『ドラクエ10』の2代目ディレクター、りっきーが退任を発表しました。ver2.0の就任から約2年半、各方面から色々言われてましたけど、身も心も『ドラクエ10』に捧げていたことは明らかだし、いざプロジェクトから抜けてしまうと聞くと、とても寂しい。とりあえず、本当にお疲れ様でした。
ユーザーがディレクターに対して「辞めろ」と叫ぶのは、適切なのか
オンラインRPGのディレクターって、ユーザーからめっちゃ叩かれやすい立場にあるんですけど、傍目から見て、りっきーの叩かれ具合は異常だったと思います。まあ確かに「学園」は僕も少し触って止めちゃったし、ガチでやってる人からすれば色々と言いたいことがあるのかもしれませんが、それでも僕は、ユーザーがゲームのディレクターに対して「辞めろ」と叫ぶのは、どこか違和感を感じていました。
面白く無いと思ったことがあれば、ユーザーの意見として伝えることは良いのです。むしろ、積極的に行うべきなのです。でも、面白くないと思った時、建設的な改善点を伝えるのではなく、「辞めろ」と言うのは違うだろうと。
これが政治問題とかなら、分かります。「国民主権」と謳われている政治であれば、大臣などに対して国民が「辞めろ」と叫ぶのは問題ありません。しかし、オンラインRPGはサービス業であり、運営とユーザーは本質的には対等の立場であるはず。サービスはユーザーがお金を払ってこそ成り立ちますが、その分だけユーザーは楽しい時間をもらってます。それは、飲食や物販といった他のサービスと何一つ変わりません。サービス業において、それを提供する人と受ける人の立場は同じなのです。
ユーザーが運営に対して改善を求め、それが受け止められなかった場合、次に起こすアクションは「辞めろ」と叫ぶのではなく、課金を止めること。これに尽きます。これしかありません。運営は色んな意見を見比べながら、判断を下します。とても、すべてのユーザーを満足させることなんてできません。持続可能なビジネスとして、最大公約数を選択するのが彼らの仕事です。
その最大公約数から自分が外れたと感じたら、黙って課金を止める。それで良いし、それ以外に騒いだって、運営とユーザー双方にメリットなんてないのです。(ただヘイトをバラ撒きたいってだけなのかしら)
僕は以前、お仕事でディレクターっぽいことをやったので、考え方が若干運営寄りに傾いているのかも。けれど、この考え方がオンラインRPGにかかわらず、世の中のありとあらゆるサービスに対するベストの対応だと考えています。
価値があると思ったら、お金を払う。そこに価値を感じなくなったら、お金は払わない。それだけでいいんです。物事は、とってもシンプルです。
とりあえず、りっきーは本当にお疲れ様でした。僕はスイッチ版から『ドラクエ10』に復帰しようと思ってます。(待ちきれなかったらwiiUで再開しちゃうかも)。りっきーが自信を覗かせていたver3のエンディングが楽しみで仕方ありません。やっぱ待ちきれないなー。『ドラクエ11』が終わったら、wiiUで遊んじゃおうかなー。
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