【ネタバレ無し】『ペルソナ5』感想とプレイレビュー。ストーリーや音楽など全ての要素が高水準でまとまってるRPGの傑作!
『ペルソナ5』感想とプレイレビュー。ネタバレ無し!
9月15日の発売日に購入したPS4版『ペルソナ5』。まったりと自分のペースで遊び続けてついに先日、エンディングを迎えました。感想をシンプルにまとめるなら”大満足”の一言。それくらい堪能させて頂きました。
『ペルソナ5』はストーリーがとっても重要なゲームなので、今回の感想とプレイレビューではネタバレ要素無しで書いていこうと思います。ただし公式サイトの情報や発売前に公開されたPVには触れる部分もありますので、「俺は『ペルソナ5』について何も知りたくないんだー」という方はご注意ください。
【公式サイト】
『ペルソナ5』公式サイト
ゲームが苦手&「ペルソナ」シリーズが初めてでも大丈夫!”怪盗”をテーマにしたジュブナイルストーリー
とある経緯から特殊な能力”ペルソナ”が発動した主人公たち。彼らはその能力を活かして、傍若無人に振る舞う教師や盗作を繰り返す芸術家などいわゆる”腐った大人”の心を盗んで改心させようとする”心の怪盗団”なる活動を始めます。世のため人のため活躍する怪盗団でしたが、事態は彼らの想像をはるかに超えることになり・・・というのが『ペルソナ5』の大まかなストーリー概要。主人公たち怪盗団のメンバーは昼は高校生、夜は怪盗という忙しい二重生活を送りながら様々な事件に立ち向かっていきます。
冒頭でも触れた通り、『ペルソナ5』はストーリーが非常に重要で、メーカーは「PS4のシェア機能をゲーム全編で使えないようにする(スクリーンショットすら撮影できない)」「ニコ動などでネタバレ配信したアカウントは削除」など、ネタバレ対策にも非常に力を入れています。(とはいえ今の時代、完全に防ぐのは難しいですが)
もしこれを読んでいるあなたがまだ『ペルソナ5』のストーリーを知らないのであれば、それは凄く幸運なことです。このゲームに興味がある人はどうかそのままの状態でプレイされることを強くオススメします。「ちょっとだけググろう」と検索したつもりが、致命的なネタバレを見てしまったという話もあります。個人的には怪盗団に『ペルソナ5』を遊んだ記憶を盗んでもらって、もう1度まっさらな気持ちでこのゲームを遊びたいと思えるくらいストーリーが楽しめました。
『ペルソナ5』では、バトルで全滅しても何度でもやりなおせる「SAFETY」から、1度のミスで大ダメージを喰らってしまう「CHALLENGE」まで全5段階の難易度が用意されています。「SAFETY」以外の難易度であればゲーム中、いつでも難易度変更ができるので、ゲームが苦手な人や歯ごたえのあるRPGを楽しみたいも安心ですよ。
それとよく「過去作のペルソナやったことないんだけど」という声も聞きますが、過去作とはストーリーが独立してるので『ペルソナ5』がシリーズ初体験でも全然問題ありません。過去作とのつながりは世界観だけ。「ドラクエ」でいえばどの作品にも”スライム”が出たり回復魔法が”ホイミ”だったりする程度のものです。(ちょっと乱暴?w)
今時珍しくなったオーソドックスなコマンドバトルがじっくり堪能できるRPG
『ペルソナ5』の戦闘は、今時すっかり珍しくなったシンプルなコマンドRPGです。行うことをシンプルに言ってしまうと、敵の弱点属性を探してひたすらそれを打ち込めばOK。もちろん敵に合わせて色々戦い方はありますけど、弱点属性で攻撃しまくるのが『ペルソナ5』では1番強いです。
誰にでも分かりやすいバトルシステムだからこそ、敵の弱点属性を見つけた時は「弱点見つけたー!」ってテンション上がるし、逆に敵から弱点属性で攻撃された時はガン無視せずにメンバーを交代したりアイテムを使って対処するという工夫が楽しめるのだと思います。
メニュー画面から音楽まで、とにかくオシャレ!
『ペルソナ5』と同じチームが制作した「ペルソナ4」や「キャサリン」を遊んだ時も感じましたが、このゲームはキャラクターデザインからメニュー画面、音楽までとにかくオシャレ。画面が切り替わるロード時間すらオシャレ。どんなところにも手を抜かず、スタイリッシュな世界観を頭から足の先までピシッと表現してます。
メニュー画面に並んでる文字も「SkiLL」とか「PaRtY」って、なんで小文字と大文字が混ざってるんだろうなんて気にならないくらいお洒落。ちゃんと文字ひとつひとつにデザインが入っているのが素敵だなーと思います。
音楽についてもそう。通常戦闘曲の「Last Surprise」や予告状を出した時に流れる「Life Will Change」など、作業用BGMにしてずっとリピートして聴けちゃうレベルの心地よさ。サントラについてはつい先日、発売決定のニュースが流れたので狙ってる人も多そうだなあ。
『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラック2017年1月17日(火)発売決定だ!!
ジャケットイラストは副島成記描き下ろし。すべての『ペルソナ5』プレイヤーに贈る珠玉のアルバムだぜ! https://t.co/A9uTiQk7h5 #ペルソナ5 pic.twitter.com/hWbWTuOVML— モルガナ_ペルソナ広報 (@p_kouhou) 2016年11月19日
個人的に気になった『ペルソナ5』の不満点
っとまあ久々にベタ誉めしてしまった『ペルソナ5』なんですが、それなりに不満点もいくつか。個人的に気になったのは、戦闘画面から通常画面に戻る際のテンポの悪さ。前述した通りスーパースタイリッシュでクールな『ペルソナ5』では、戦闘終了後も画面暗転ロードなんてせずに極自然に通常画面に遷移するんですが、この部分があと数秒早ければ印象も大分変わるのになぁと思いました。たかが数秒待てばいいのですが、通常戦闘を繰り返す度に発生するのでちょっと辛かった。
あとは入る度に形が変化する特殊ダンジョン”メメントス”のマップがちょっと広すぎたかなぁ。”大衆のパレス”という規模感を表すためにあの広さになったと思うのですが、戦闘終了時のちょっとしたテンポの悪さもあって進むのがおっくうに感じる時がありました。
この2点は些細なことだと思いますが、特に戦闘終了時のテンポは改善されると周回プレイがもっと楽しくなるはずです。
クリアまでに80〜90時間前後費やしても全然惜しくない傑作RPG
『ペルソナ5』のクリア時間は平均して80〜90時間かかると言われていて、実際僕もそのくらいかかりました。このプレイ時間だけ聞くとそのボリュームに腰が引けてしまうかもしれません。僕も10〜20時間くらい遊んだ時は「結構長いなー」なんて思いました。それでもプレイ時間が60時間を過ぎたあたりから「あと20〜30時間で終わっちゃう〜!」なんて感じるのだから人間って面白いものです。
対応機種を持ってて国産RPG好きであれば買って間違いなしの傑作RPGです。いやー、ホントに面白かった。久々にがっつりと堪能させて頂きました。気になった人は今からでも遅くないので、プレイしてみてください。
ただ、繰り返すようですがこれから遊ぶ人はネタバレにだけはご注意!こんな素敵な作品をネタバレで失ってしまうのは非常にもったいないです。クリアするまではPS4のシェア機能なんかも見ないほうがいいです。(僕はそれでちょっとだけやらかした・・・!致命傷じゃなかったのか幸いでした)
長文になってしまいましたが、これから『ペルソナ5』を遊ぶ全てのユーザーが、素敵な怪盗生活を送れることをお祈りして終わりたいと思います。
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