『FF15』初日の感想とプレイレビュー。「ホストでしょ?」と第一印象だけでスルーするのは惜しすぎる!
『FF15』感想とプレイレビュー
最初の製作発表から発売まで苦節10年・・・。僕もお仕事でゲーム開発に携わったことがありますが、1年でもめちゃくちゃ長く感じたのにその10倍だなんて、まったく想像がつきません・・・。そんな『FF15』がいよいよ昨日発売されました。まだまだゲーム序盤しか遊べていませんが、取り急ぎ初日の感想&プレイレビューとして書いておきたいと思います。
【参考サイト】
FF15 公式サイト
「FF」シリーズのお家芸であるグラフィックはもう、とんでもないレベルに到達・・・!
「FF」シリーズの共通した特徴といえば、真っ先に「超綺麗なグラフィック」を想像する人も多いかと思います。古くはスーファミ最高レベルのドットグラフィックを実現した「FF6」、初代プレステの普及に多大な貢献をした「FF7」、プレステ2や3の性能をまざまざと見せつけた「FF10」や「FF13」など、「FF」シリーズは時代ごとの最高のグラフィックを僕たちに見せてきました。
プレステ4で発売された今回の『FF15』もその遺伝子はしっかりと受け継いでいて、ムービーシーンはもちろん、プレイヤーが操作する通常シーンまでとにかく「綺麗!」の一言。「ゲームの本質はグラフィックじゃない」という意見はよく聞きますし、実際僕もその通りだとは思いますが、「超綺麗なグラフィックのゲームは無条件でテンションが上がる」っていうのも一つの真理なんじゃないかなあと思います。FFに限らずどんなゲームでも「グラフィックが超綺麗だから、俺やらねーわ」って人はいないはず。逆はよく聞きますけど。
我が家は液晶ディスプレイ&普通のPS4という環境で遊んでいますが、これでも十分テンションが上がります。ただ4Kテレビ&PS4Proという環境で遊んだらもっととんでもないことになるんだろうなぁ。もう少ししたら実機での比較動画がネットに流れてくるかもしれないですね。
スピード感あふれるバトルは操作してるだけで楽しい!
『FF15』の戦闘は従来シリーズから大きく転換して、ガッツリとしたアクションバトルになりました。基本的には○ボタンで攻撃(押しっぱで連続攻撃)、□ボタンでガード、十字ボタンで武器チェンジで、ゲージが溜まると仲間に援護をお願いする特殊攻撃が使えたりします。
あと『FF15』特有の動きが、投げた武器の先に魔法の力を使って瞬間移動するシフト移動。これは敵に武器を投げて攻撃手段に使ったり、柱などの高いところに武器を投げてそこに避難したりと、攻守ともに活躍する技です。このシフト移動のおかげでバトル全体がスピーディに引き締まってる感じ。
シフト移動は映像作品「キングスグレイブFF15」でも主人公のニックが多用していたので、とても印象に残ってました。本編の冒頭部分が視聴できる公式動画でも何回が使ってましたね。
主人公たちのレベルが上がると、もっと複雑な操作もできるようになってくるみたいです。僕はアクションゲームはあまり得意ではありませんが、適当にボタンを押してるだけでもキャラクターが格好良く、スタイリッシュに戦ってくれるので今の所ザコ戦を戦ってるだけでも楽しい。戦闘中はキャラクターたちが絶えずお互いを励ましあったりジョークを飛ばしたりしていて、とっても賑やかです。仲間と上手く連携が決まった時なんか「俺たち、息ピッタリ!」みたいな感じで褒められてちょっとテレくさかったw
深夜のプレイが非常に危険な”飯テロ”要素
『FF15』ではキャンプやレストランなどでキャラクターが食事をするシーンが描かれているんですけど、その時に出てくる料理のグラフィックがとんでもなく美味しそう。もう完全に飯テロです、これ。夜中にゲームする人ってめちゃくちゃ多いと思うんですけど、午前0時過ぎにこんな料理見せられたらもう、お腹空いちゃってゲームどころじゃなくなりそう。
「FF15に出てくるおにぎりを10パターンほど作ってこだわりまくってたら、それまでに作ったポリゴンのデータ量がリヴァイアサンと同じくらいになった」というエピソードがあるくらい、料理のグラフィックにはこだわってるそうです。こだわりすぎww でも確かにおにぎりで試行錯誤した画像を見ると、現行のおにぎりがとても美味しそうに見えますね。
【参考記事】
『ファイナルファンタジーXV』延期の裏側と目指す到達点――田畑端氏インタビュー【gamescom 2016】
見た目はチャラいけど根はイイヤツな4人のキャラクター
今回の『FF15』では王子様のノクティス、ムキムキな兄貴系のグラディオラス、いつもクールなイグニス、ムードメーカーのプロンプトという4人が中心となってストーリーが進みます。
ゲームを遊ぶ前は彼らの性格とかよく分かっていなかったので、「全員ホストかよwww」みたいな感じに思ってました。ところがいざ実際に遊んでみると、「あれ、お前ら結構イイ奴じゃん・・・?」と感じることが多く、見た目は確かにチャラいんだけど、根はいい奴らなんじゃないかなって思えてきました。まあ見た目というか、動きや佇まいも含めて中二病全開なホストであることは間違いないんだけどw でもキャラクターの印象は『FF15』本編を1時間くらいプレイしたらだいぶ変わりましたね。
見る前に発売日を迎えてしまいましたが、4人が現在の関係に至るまでの絆を描いた関連作品「ブラザーフッド」も見ておくともっと『FF15』が面白くなりそう。全5話通しで見ても1時間くらいですし、やっぱこっちもチェックしておいたほうがよさそう。
まだまだゲーム序盤ですが、個人的にはめちゃくちゃ楽しく『FF15』を遊んでいます。寄り道しないでメインストーリーを進んだ時の想定プレイ時間は40~50時間ほどだそうですが、寄り道したくなる仕掛けが満載で満足するまでいったい何時間かかるか想像もつきません。まあ急ぐ旅でもないので、マイペースに遊んでいこうかなーと。
PS4を持っている人は一度この世界を体験してみても良いかと思います。「バグが多いんでしょ?」とか「キャラが受け付けないんだよねー」などなど色々な声も聞こえますが、それだけでこのクオリティのゲームをスルーしちゃうのは色々と惜しい。実際に遊んでみると「うおっ、すげえっ!」と思わず叫んじゃうポイントがゲーム全体に散りばめられてて、普通にハマります。ゲーム好きな人であればPS4本体と一緒に購入しちゃうのも全然有り。それだけのパワーを『FF15』は持っています。
それにしても今年の秋から冬にかけて、家庭用ゲームは大作ラッシュで嬉しい悲鳴が止まりませんなぁ・・・。
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