名前を付けるのは難しい。
復帰したドラクエ10において、まず始めにやりたかったこと。それはモンスターを仲間にすることだった。僕は早々に「まものつかい」への転職クエストをクリアするために走り出す。言われた通りにおつかいをこなし、数分後に僕は易々とまものつかいになることができた。
ドラクエ10において仲間になるモンスターは現時点で28種類。スライムやキメラ、ゴーレムといったおなじみのモンスターもいればドラクエ10から初登場となった(たぶん)マジカルハットやフォンデュもいる。その中で僕が真っ先に仲間にしたかったモンスターはホイミスライムだった。僕のメイン職業は武闘家であり、回復手段を持たない武闘家にとってホイミスライムは非常にありがたい存在だ。特にサポート仲間を借りずにちょっとした遠出もできるようになるというのは魅力的なものである。
そんなわけで早速ホイミスライムの生息地を調べて移動。見つけた彼らに手当たり次第スカウトアタック。数分後、あっさりホイミスライムが起き上がってくれた。
「よっしゃ、起きた! どれどれ……」
僕は鼻歌まじりに起き上がったホイミスライムに話しかける。すると彼のステータスに、”むっつりスケベ”と表示されているではありませんか。
ホイミスライムの顔をマジマジと見つめる。まるい目の、いつものスライムスマイルだ。こんな純粋そうな顔のどこに”むっつりスケベ”な性格が潜んでいるんだろう。いやいや、それでも人(?)は見た目で判断してはいけない。それにこいつには触手がある。そうか、だから”むっつりスケベ”なのか! 自分でも何を言っているのか良くわからない。
初めての仲間モンスターに戸惑っていると、「名前を付けてください」というシステムメッセージが流れた。おっと忘れてた。名前を決めるんだった。僕は名前を決めるのが本当に苦手だ。適当に名前を付けるということの如何に難しいことか。
ホイミスライムなんだからドラクエの流儀にならってホイミンと名付ければ良いのだろうけど、やっぱりここはちょっと変化球が欲しい。うーん、あれでもないしこれでもない。もう画面は5分以上、同じ画面を表示し続けている。困った、思いつかない。僕は嫁ちゃんの助けを求めた。
「ねえねえ、ホイミスライムになんかいい名前ない?」
「やくそう太郎」
「ひでーなオマエ」
そもそも名前は6文字制限だ。やくそう太郎は入らない。
「じゃあ、やくそう丸」
「うん、そこじゃない」
頼りにならない嫁である。僕は再度コントローラーを握り名前を考える。やっぱり愛着の湧く名前が良い。じっとホイミスライムの顔を眺める。じ〜っと眺める。そこでピンと思いついた。そうだ! ”むっつりスケベ”だから、”むつすけ”にしよう!
マイキャラも”しとぎ”っていうひらがなだし丁度いい。僕はえらく、その名前が気に入った。
仲間になったむつすけがフヨフヨと後ろを付いてくる。今はまだ頼りないむつすけだけど、きっといつの日か活躍してくれるだろう。また一つ、冒険の楽しみが増えた。
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