『ドラゴンクエストライバルズ』感想とプレイレビュー。これ、ガチで硬派なやつだ！

『ドラゴンクエストライバルズ』感想とプレイレビュー

先日からクローズβテストが開催されている、スマホアプリの『ドラゴンクエストライバルズ』。βテストの抽選に外れた僕は指をくわえて見ているだけだったんですが、追加募集でなんとか当選し、実機で遊ぶことができました。いやー、良かった良かった…。

そんなわけで『ドラゴンクエストライバルズ』β版の感想とレビューなんかを書いてみようと思います。

【参考ページ】
『ドラゴンクエストライバルズ』公式サイト

基本ルールは至ってシンプル。カードゲーム経験者であれば問題無し

『ドラゴンクエストライバルズ』は、お互いに30枚のデッキを持ち寄ってモンスターを場に召喚し、先に相手リーダーのHPを0にしたほうが勝者となる、いたってシンプルなルールを採用しています。

モンスターを召喚するにはMPというコストが必要。ゲーム開始時、MPは1しかないので能力の低いモンスターしか呼び出せないのですが、ターンが進むにつれて最大MPが上昇し、戦いが進むほど強力なモンスターが召喚しやすくなります。まあ「ハースストーン」や「シャドウバース」を遊んだことがある人であれば、すぐに「あー、なるほどね」という感じになるでしょう。

ゲーム序盤はMPの最大値が低く、コストの低いモンスターも重要になってきます。

モンスターを召喚する場所も戦略のひとつ。これは後ろの味方を守る”ブロック”。

モンスターを呼び出すユニットカード以外にも、”ギガスラッシュ”などドラクエシリーズでおなじみの技名が出てくる特技カードや、”はがねのつるぎ”のような武器カードがあります。武器カードの扱いがちょっと特殊で、武器カードをスワイプすると自分のリーダーに装備させることができます。通常、モンスターは召喚した次のターンから攻撃できるんですが、武器カードを装備したリーダーは次のターンを待たず瞬時に攻撃できるので、相手の戦略を崩すのに便利そう。

あと『ドラゴンクエストライバルズ』独自のルールになっているのが、これまたドラクエシリーズでよく見かけるテンションシステム。カードの使用に必要なMPはテンションにも変換可能で、テンションが最大になると各リーダーが持つテンションスキルが使えます。テンションスキルの効果はリーダーによって千差万別で、デッキと相性の良いリーダーを探すのも大事な予感がします。

βテストでは上記のキャラが使えました。製品版ではもっと増えるのかな。

デッキとリーダーの相性が大事！デッキデッキ編集でうんうん悩むのがまた、楽しいんですよね。

ほかのカードゲームより、リーダーのHPが減らしやすい！

例えば「遊戯王」であれば、場に守備表示のカードを出しておけばプレイヤー本体のHPは原則減りませんし、「シャドウバース」でも盾マーク（だったかな）のキャラを出しておけばプレイヤーを守ることができます。

『ドラゴンクエストライバルズ』でもプレイヤー本体を守る”ウォール”という手段があるんですが、ウォール成立の条件は「場の3列に味方モンスターを並べる」と、けっこうハードルが高め。そのため、リーダーのHPが思ってた以上に早く減りますし、それに比例してゲーム展開も早くなります。特に試合後半はお互いに多くのMPを持っているので、試合を決定付けるような能力をもったモンスターがわんさか出てきて、そりゃあもうエラいことに。この「俺はこのターン、生き残れるのか」的なドキドキ感が『ドラゴンクエストライバルズ』の醍醐味だと感じました。

これがリーダーを守る”ウォール”。最低でも3体のモンスターが必要なので、結構大変。

新しいカードが手に入るたび、その特殊能力とにらめっこ。カードゲームはこの瞬間がたまらない！

グラフィックや雰囲気は紛れもなく「ドラクエ」ですし、スライムやドラキーといったモンスターのイラストを見て癒されちゃったりしてたんですが、中身はガッチガチで硬派なカードゲームって感じでした。βテストなのでまだまだ変化はあるでしょうが、トレーディングカード系のゲームが好きな人であれば、抑えておいて間違いないです！

『ドラゴンクエストライバルズ』の配信時期は2017年となっていますが、この分だとそう遠くない時期に遊べそう。久々にリリースが待ち遠しいと感じるアプリでした。