東京国立博物館の特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」に行ってきました


特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」

気になっていた特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」で仏像を見てきました

先週の日曜日、久々に晴れたのでたまには外に出ようと思い、前々から気になっていた東京国立博物館の特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」に行ってきました。

ここ数年、なんとなく仏像が好きなんですよね。別に仏教を信じてるわけでも、手を合わせて拝むわけでもないんですが仏像を見てると「よくこれが何百年以上も持ったなあ」とか、「服のシワまでちゃんと彫ってるもんだなぁ」とか、「あらら、指の先が欠けちゃってる。可哀想に」とか、そんな感想を持つようになりました。楽しいです、仏像巡り。

【参考記事】
東京国立博物館公式サイト 特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」

滋賀県甲賀市に所在する天台宗の古刹、櫟野寺(らくやじ)には重要文化財に指定される平安時代の仏像が20体も伝わります。
その数は、優れた仏像が数多く残る滋賀県でも特筆されます。本展は、20体すべてを寺外で展示する初めての機会です。本尊の十一面観音菩薩坐像は像高が3mもある圧巻の作品で、普段は大きく重い扉に閉ざされる秘仏です。重厚感ある堂々とした姿ですが、美しい顔立ちは、見る人に安らぎを与えることでしょう。その十一面観音とともに2.2mある薬師如来坐像が並ぶ様子は壮観といえます。他にも、11体の観音や、どこか親しみのある毘沙門天立像、文治3年(1187)に造られたことが知られる貴重な地蔵菩薩坐像なども出品され、櫟野寺に伝わる平安彫刻の傑作を一時にご覧いただける展覧会です

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日曜日でもそれほど混雑せず、すんなり入れました

東京国立博物館に着いたのは、日曜日の夕方17時前。混んでると嫌だなぁと思ってましたが、すんなりと入ることができました。

今回の「平安の秘仏」はワンフロアで展示している特別展なので、会場はそれほど広くありません。どんなにゆっくり見ても20~30分もあれば一周できるかと思います。音声ガイドの貸し出しも行ってましたが、スルー。こういうの借りたことないけど、借りるともっと楽しめるのかしら。

会場内はもちろん撮影禁止です。なので公式サイトから画像をお借りしながら紹介しようと思います。

普段見ることのできない秘仏を好きな角度から観れる!

特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」

今回の特別展最大の目的だったのが、こちらの仏像。総高5mの巨大な仏像です。会場の中心にドーンと鎮座してるので、インパクト抜群。近くで見ると首が痛くなるくらい大きいです。こんな大きな仏像が1000年前から残っているんだから、驚きですよね。当時の人はどうやって作ったんだろう・・・。

あとそのあまりの大きさに「どうやってこの会場内に入れたんだろう」なんて、いらぬ心配をしてしまいました。こんだけでかい仏像を運ぶのだから、とんでもない大仕事です。運搬の様子、ちょっと見てみたいかも。

今回の特別展では、360°自由な角度から仏像を見ることができました。特に仏像の背中を見るのがお気に入り。写真では決して見ることのできない部分なので、貴重だなぁと思ってます。

と、これを書いててフッと思ったのが、近い未来にVR技術が発達したら、教科書に載るような仏像も全部VR画像として作成されるのかなぁということ。もしそうなら、仏像の背中も好きなだけ見ることができるようになるのかも。すげーな、VR。

特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」

特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」

会場にはほかにも多くの仏像が展示されてました。これも写真だと分からないのですが、実物をよーく見ると、うっすらと服の部分に色が残っているのが確認できます。仏像も昔はカラフルだったんだよなぁと思うことしきり。「昔の白黒写真を疑似カラーで再現」みたいな技術が話題になったことがありましたが、仏像のカラー再現というのも研究が進んでるのかも。

そんなこんなでお腹いっぱい仏像を見ることができました。ついでに常設展で国宝の日本刀を見て「ひゃー」と心の中で叫んできました。国宝とか重要文化財がゴロゴロ展示してるトーハク、さすがです・・・。

お土産コーナーで見かけた「螺髪(らほつ)ニット」が気になる

そういや、お土産コーナーで見かけた「螺髪(らほつ)ニット」なる商品が凄く気になりました。なんでも仏像の髪型を再現したニットキャップだそうで。

ググったら写真出てきました。まさに、こんなのです。

特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」

【画像元】
仏像になりきる 螺髪(らほつ)のニットキャップが登場

一瞬心惹かれましたが、あいにく売り切れでした。残念ー!

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本職はゲームライター。お仕事とは別に、個人の趣味でゲームの話題に触れていくブログ「その日草子」を運営中。大作RPGから格ゲー、ギャルゲーまでジャンルを問わないアラサー♂。けどホラーだけは苦手。お気に召した記事やお役に立てた記事があればシェア頂けると喜びます(・ω・)
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