話題の『VRカノジョ』を体験。PSVR「サマーレッスン」との違いについて調べてみた。
※2017年2月1日追記:これまで『VRカノジョ』のPVはYoutubeにアップされていたんですが、先日グーグル様から怒られてメーカーの公式アカウントごと削除されてしまったようです。現在、動画は公式サイトに行けば見れるので気になる紳士はそちらからどうぞ。イリュージョンは今回の件で、また新たな伝説を作りましたね・・・w
話題の『VRカノジョ』を体験してきました!
2017年1月下旬発売予定の『VRカノジョ』は、360度見渡せる空間内を自由に移動できて、さらに超綺麗なCGグラフィックで表現された女の子とイチャイチャできるダウンロード専売ソフトです。18歳以上を対象としたアダルトソフトなので文字通り、”あんな展開”や”こんな展開”ができるというのも、VR界隈を騒がせている大きなポイント。そんな『VRカノジョ』のデモ版を体験できたので、すでにPSVRで発売されている「サマーレッスン」との違いを比較しながら感想を書いてみたいと思います。
【『VRカノジョ』デモ ※動画内に18禁要素は入ってません】
※youtubeの動画は削除されました。公式サイトからチェックできます。
『VRカノジョ』を遊ぶにはハイスペックなパソコンとこのゴーグルが必要です。
『VRカノジョ』を体験してきた。
今回は主にパソコンのパーツを取り扱っているツクモ池袋店にて、『VRカノジョ』を体験することができました。「VRのアダルトソフトを店頭で体験するなんて大丈夫だろうか・・・」と不安だったものの、デモ版にはアダルト要素が入ってなかったので残念安心して遊べました。「さすがに店頭で、そういうシーンは流せませんからね」と笑う店員さんの言葉に「そら、そうだなw」と思わず納得。
今回の体験版では先日VR版「スペースチャンネル5」を遊んだ時と同じ、「HTC Vive」を使ってプレイしました。ソフト立ち上がり時の注意文の中に「家族など人の気配に気をつけてください」「部屋の鍵はしっかりかけましょう」といった、18歳以上対象ならではの内容が含まれていたのがちょっと面白かったです。
操作方法は一般的なVRコンテンツと同様で、気になるものを注視して選択したり、首の動きでYes/Noの意思表示をしたりしてゲームを進めていきます。あと「HTC Vive」ソフト独自の要素として、wiiのリモコンみたいなコントローラーを両手に1個づつ持って操作できるみたいですが、今回の『VRカノジョ』体験版では”キャラに触れる”というようなコンテンツは含まれていなかったので特に出番はありませんでした。
グラフィックは綺麗な方ですが、やはりデモムービーと比較すると数段階落ちます。まあ360度リアルタイムで見渡せるグラフィックと、単純なデモムービーでグラフィックの質を比較するのは今の時代ではナンセンスなのでしょう。デモ動画のクオリティで実際にゲームが遊べるようになるまでにはあと何年掛かるのかなぁ。
PSVR「サマーレッスン」との大きな違い
『VRカノジョ』を遊んでみてPSVRの「サマーレッスン」と大きく違うなと感じた点は、”『VRカノジョ』はVR空間内を自由に歩ける”ということです。PSVRはプレイヤーのポジションを認識するカメラが1台のみなので、基本的にプレイヤーの大きな移動を認識することができません。「サマーレッスン」のプレイヤーが椅子に座ったまま動けないっていうのもその影響ですね。
『VRカノジョ』(というかこのソフトで使うHTC Vive)では、プレイヤーのポジションを認識するカメラが2台あって、部屋の対角線上にカメラを設置することで、プレイヤーの移動をVR空間に反映することができます。『VRカノジョ』では女の子がいる部屋の中を自由に動けたので、この体験に思わず感動しました。しかも女の子の横に立つと、ちゃんとこっちを見てくれるんです。これは凄い!
ただこれには大きなデメリットもあります。HTC Viveは最大で約4メートル四方をVR空間として認識できるそうなんですが、これはつまり、その分のスペースをちゃんと確保する必要があるということ。なにかのイベントスペースだったらまだ良いけど、自宅で『VRカノジョ』を遊ぶとすると、部屋1つを丸々ゲーム専用スペースとしなければいけないのです。うーん、このハードルは中々厳しい・・・。
『VRカノジョ』を遊ぶのに必要なものと費用について
『VRカノジョ』はPC用ソフトなので、残念ながら僕が所持しているPSVRではプレイできません。『VRカノジョ』を遊ぶためには高スペックなパソコンと、このソフトに対応したVRヘッドマウントディスプレイが必要です。
ツクモ池袋の店員さんに「何も持っていない状況から『VRカノジョ』を遊ぶには、おいくらくらい必要ですか?」と尋ねてみたところ、「それなりのグラフィックカードを積んだパソコン本体が少なくても13万前後、デモ版で使用したHTC Viveが10万前後なので、少なく見積もっても25万円近く見て頂ければーーー」とのこと。さ、流石に高い! 高すぎる! お金持ちの人なら「余裕で買うぜっ!」って言えるかもしれませんが、僕にはとてもとても買える金額ではありません。
思わず隣にいた嫁ちゃんを見ましたが、普通に目をそらされました。うーん、さすがにおねだりするのは難しそうです。っていうかそもそもエロゲーだしな、これ。
VRコンテンツの大きな可能性を感じさせてくれた『VRカノジョ』ですが、まだまだ未来の技術だなあと感じたのが僕の率直な感想です。とはいえ以前このブログで書いた「ちょっと真面目に、今のVR技術でどこまでアダルトゲームが作れるか考えてみる。」の内容に近づいていることも事実で、普及もそれほど遠い未来じゃなさそう。
いやー、それにしてもVR技術の進化スピードって物凄いですね。個人的にはアダルト云々は置いておいても、VR技術にはめちゃくちゃ関心を持っているので、『VRカノジョ』の今後についても注目していこうと思います。
『VRカノジョ』とよく比較に上がる『サマーレッスン』と、ちょっと毛色が違いますがPSVRの『360デート』のレビュー&感想はこちらからどうぞ。
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