PSVR専用タイトルだけど2D視点なロボット格ゲー『STEEL COMBAT』体験版の感想。
VRロボット格ゲー『STEEL COMBAT』の感想
本日、PSVR専用タイトル『STEEL COMBAT』というロボット格ゲーが配信されました。格ゲー勢の端くれとしては遊ばざるを得ないと思い、さっそく体験版をダウンロードしました。その時の感想などを軽く、書いておこうと思います。
【公式サイト】
『STEEL COMBAT』公式サイト
PSVR専用ゲームなのに”主観”じゃない、というゲームシステムに驚き
『STEEL COMBAT』はPSVR専用ゲームでありながら、いわゆるパイロット視点の”主観”という形をとらず、僕たちが慣れ親しんだ横2D視点のままゲームがスタートします。VR=主観と凝り固まったイメージを持つ僕にとって、この発想は余りにも衝撃でした。
『STEEL COMBAT』では上の画像でいう赤いエリアでロボットが戦います。赤いエリアは360°繋がっているので、2D格ゲーでいう”画面端”の概念がありません。プレイヤーはフィールド中心の青いフィールドに立って、ロボットを見たりコントローラーで操作するっていう感じです。
基本的なゲームの操作感覚は最近の2D格ゲーそのもので、空中ダッシュや超必殺技もあります。VRゴーグルを通して巨大なロボットがガシガシと連続技を決めていく映像は中々迫力がありました。
『STEEL COMBAT』だけの独自要素としてあげられるのは、ロボットが直接相手を蹴ったり殴ったりして戦う近距離モードと、銃が撃てる遠距離モードを使い分ける必要があるという点でしょうか。2D格ゲーのご多分に漏れず、『STEEL COMBAT』でも飛び道具は普通に強いです。ただ、遠距離攻撃はそれぞれ弾数が設定されているので、無駄打ちができないようになっています。
登場するロボットは8種類。バランスからトリッキーまで一通り
『STEEL COMBAT』では8種類のロボットから1体を操作して戦います。登場するロボットはバランスタイプからスピードタイプ、パワータイプ、機体が上下に分離するトリッキーなタイプなど個性豊かです。「アーマードコア」シリーズをベースにしながらも「バーチャロン」的な雰囲気を感じる『STEEL COMBAT』のロボットデザインは結構好きかも。
『STEEL COMBAT』のオンラインマニュアルには各ロボットの技が一通り掲載されています。実際に格ゲーを遊ばなくても、なんとなくコマンドリストを見るのが楽しいと感じるのは僕だけでしょうか。
せっかくの360°対応が遊びにくさに繋がっているのが難点・・・w
ロボットデザインは好みだし、VRゴーグル越しのロボットの格闘はそれなりに迫力があったのですが、いかんせん360°フィールドが災いして若干遊びにくいのが気になりました。フィールドが360°ということは、ゴーグルを被ったプレイヤーもロボットの動きに合わせて首の向きを調整しないといけないのです。。当然、人間の首は360°回転なんてできませんから、角度によっては身体ごと後ろに向けてプレイしなければなりません。今回、僕は座椅子に座って『STEEL COMBAT』をプレイしたんですが、動き回るロボットに合わせて首や身体をあっちこっち捻るのが大変でした・・・w
VRタイトルで2D視点というのは斬新ではあったのですが、「だったらVRじゃなくて良くね?w」という思いが頭をよぎったのも事実。VRだからといって主観にこだわるわけじゃないですし2Dでも良いのですが、360°のフィールドを採用するんじゃなくて、「鉄人28号」みたいに、ちょっと離れた所から操作する形になっても良いのかなと思いました。
目の前で巨大ロボットが殴りあうってシチュエーションは燃えたのに、単純にVRでは遊びにくいって所がちょっと残念だったかなー。。ロボットの格ゲーってだけでも貴重なので、ちょっともったいないかなって感じ。普通に2Dモノだったら、もっと遊んだかもしれません。
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